太陽光パネルによる自家発電システムその3

独立型太陽光発電を作成のつづき(その3)
自給自足 防災用の照明電源確保と、ぜったいあったほうが便利な調理器、電子レンジが使用できること。

●太陽電池 ET-MA200A
200W 37.5V 5.62A  モジュール2枚を並列接続して約400W発電予定。

●充電コントローラ PS-30M(プロスター30エム)
24V 30A
太陽電池パネルから蓄電池に充電していくと、無負荷の時は過充電になってしまい、非常に危険です。
これを制御するのがコントローラです、FETによるハイサイドPWM制御で効率よく充電してくれます。
逆流防止のダイオードもFETで実現している為、発熱がほとんどありません。

注)逆流防止(夜間発電しない時間帯にバッテリーから太陽電池パネルに電流が戻ってしまいます)

●ディープサイクル・バッテリー M31MF ACデルコ
フル充電から空になるまで使えるように、極板自体が特殊構造で作られています。
注)空になったらすぐに充電しないとダメになります。
12Vを直列接続してDC24Vにします。
2400W分の電力を蓄えます。(実機ではフル充電しないため1500Wくらい)

●DC/AC FI-S3003 未来舎
AC100V 30A
電子レンジ(600W)用に採用しました。最大でも1000W(10A)以内の可動にします。

これ以上だとバッテリーからDC/AC間の電線コストが跳ね上がります。
それと電解コンデンサをたくさん使っているので、発熱させたくありません。
(電解コンデンサは温度に比例して寿命が縮みますので、防災用になりません)

 

SOLP2

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太陽電池/充電コントローラー間 VVF2.6ケーブルで接続します。プラスラインに30Aのヒューズ(お守り用)を入れてあります。

sl2-33

ディープサイクル・バッテリー 直列(24V/100A)

このバッテリーは満充電電圧が、自動車用にくらべ数ボルト高めになりますが、寿命を延ばす為にも現状でOKです。
簡単にセンサー判定基準を変えることは可能ですがそのままで問題ありません。
コントローラー/バッテリー間 電線22mmSQRを使用します。
端子部 通常運転時は絶縁カバーをかぶせます。(ショートしたら大変です)

SL2-2

これが3000WクラスのHIPOWER正弦波インバータ(DCをACに変換)です。
●スマホの充電器など、小型高効率になっているものは、正弦波でないとダメな物がたくさんあります。
600Wクラスの電子レンジなら安心してつかえます。♪♪♪

参考)系統連携型のときはここがパワーコンディショナになります。(入力電圧 DC300V以上)

バッテリー/DCAC間 電線22mmSQRをダブルで使用します。
AC出力コンセント2個(10Aブレーカー付)
正常運転確認用の、FS-AC200 アナログメーターをつけてあります。
AC100V 50/60Hz 切り替えできます。
価格ももれなりです (^^;

●採算性や導入コスト
・採算は売電しないし、防災用なので無視します。
・導入コストは自作なので、部材にたっぷり費用が掛けられます。

●発電効率 温度は高くても低くてもだめです。人間と同じ快適温度があります。
1番 春秋 快適いっぱい発電
2番 冬  寒いそれなり
3番 夏  暑くてバテル 一見働きそうですがたいしたこと無

太陽光発電は、必要な場所に必要なだけの電力がつくれることがメリットです!!

日本のようにエネルギー資源のない国にとって、売電収入めあてなどではなく、クリーンな電力を生んでくれることが重要ではないでしょうか。

太陽光発電は、そもそも最初の売電価格が異常(高すぎ)なのに、掘れば金がざくざく出る金山みたいに盛り上がっておいて、価格が正常になり
ブームがさったらみんな冷めちゃう??まあこれが日本(いや世界)の現実かな。

部材販売にて[赤黒電線]22mmSQRのオーダーメイド加工承ります。
但し、ケーブル在庫なくなり次第終了します。

2017年4月20日 | カテゴリー : 工作 | 投稿者 : 管理人