自前の卓上シルク印刷機でレジスト基板の作成その1

自作のプリント基板お手軽なのですが、その中でもかなり敷居の高いのがレジスト印刷です。
しかし、チップ部品の場合レジスト印刷してないと半田付けがとても厄介。ピッチがなにせ狭いブリッジしやすい↓

ネット調査していたら、サンハヤトから簡易レジスト印刷のセットが販売されてるじゃありませんか。

SR-250_01_L11
QPスクリーン印刷セット
SR-250 フレーム:スキージ:スクリーン:両面テープ:スポンジが入っています。

UVインク (別売り)
SR-222 強力な紫外線を当てると硬化します。

SR340
フレーム 外形寸法:200x260mm
印刷可能基板サイズ:150x200mm

簡易作成工程
●スクリーン作成
予め作成したフィルムを紫外線感光タイプのQPスクリーンに重ね露光して版を作成します。

●フレームへの取付
4辺に両面テープを貼り作成した版を固定します。

●印刷
フレームとプリント基板をテープにて固定してインクをスキージにて印刷します。

まずこれだけのセットでシルク印刷してみた所、位置だし印刷ずれなかなかの厄介者だと判明。

もう少し調査すると、メーカーから専用印刷機が販売されてました。


しかし使用頻度のわりには、う~なかなか手が出せないお値段残念!

ここは、自作で作ってしまいましょう(^^;

高価な専用機と同等の機能をめざします。一番大切なポイントはフレームを一時固定して、ブレ無く上下可動できることです。

★ホームセンターで入手可能な部材で、こんな仕様にしてみました。
・ベースは加工が楽なコンパネと角材で作成

・可動部はコの字アルミチャンネルとトルクヒンジを利用
注)トルクヒンジ 任意の角度で固定ができる蝶番

・フレームの一時ロックにはノブ付きボルト

・位置決めベースは樹脂板で固定はハンドクランプ
KANG112

コの字アルミチャンネルを抱き合わせにしてトルクヒンジ4点にて連結します。
最初トルクヒンジ2点にした所、フレームの重さで自然落下してしまいました。
SLKB111

フレーム固定用ノブ付ボルトは3点とします。
SLKB311
フレームがこんな感じで静止できてます。

基板位置決めベースは白の2mm樹脂板で作成。(両面テープで仮止め)

これで卓上シルク印刷機の完成です

これ全部で3,000円程度(専用機の約1/20)\(^^)/

シルク印刷の実践は、その2で

 

2018年4月7日 | カテゴリー : 工作 | 投稿者 : 管理人