手持ちの太陽光パネル「電池」で、あまり乗らない車やレジャーボートのバッテリー上がり簡単防止装置を作成します。
普段乗らないけれども仕事上ないと困るので、ミニバンを保有しています。
普通に、2~3週間はエンジンをかけない。バッテリーによろしくありません!!
オートバックスなどに並んでいる市販品、容量不足で充電が追いつかない。(軽自動車ならなんとかいけるか?)
●トヨタ車用 構成図(参考) ざっくりこんな感じです。装置といえるほどのもんじゃありません。
① まず車のバッテリー
セルモーターを回す為、短時間での大電流放電が可能になってます。
しかし、長時間過放電させると↓ほぼぼオシャカになってしまいます。
車載用 55D23L バッテリーの性能数値より11Aを5時間放電できます。(5時間率容量)
1時期率 約48A/hですので、トリクル充電と考えて過放電防止には、0.5A以上の電流が必要となります。
②太陽光パネル
主な仕様
・最大出力電力(Pmax):12W
・開放電圧(Voc) :21.8V
・短絡電流(Isc) :0.73A
・最大出力時電圧(Vmp):17.4V
・最大負荷時電流(Imp):0.69A
・サイズ(実寸):435mmx250mmx25mm
・逆流防止ダイオード入り
バックアップ電流と自然放電で、だいたい「1%程度/日」容量が減っていくと想定して、これでなんとかいけそうです。
③配置場所 太陽光がいっぱいのダッシュボード
樹脂の上にアルミフレームなので、傷防止用としてコーナーにラバー(衝撃吸収材)を貼り付けます。
④配線接続
●↑構成図のように、バッテーリー直付けでないとなんにも意味がありません。
シガーソケットに繋いでも、ACC(エンジン停止時、電装品が使用できる位置)にしないとリレーがONしません。
しかし、太陽電池の容量より電装品の消費電力のほうが大きいので、本末転倒状態!!
今回は、必要な配線が繋がっている、カーナビ接続用10Pコネクタに接続します。(トヨタ車の場合)
カーナビにはRAM(ランダムメモリ)のデータ保存用にバックアップ電源が供給されています。
(これがバッテリー直結ライン)
4:水色 バックアップ電源
7:茶色 アース
分岐コネクタにて接続後、グローブボックス下より配線を取り出しました。
走行中はパネルがとんでもなく邪魔なので、2Pコネクタにて脱着できるようになってます。
・ちなみに市販品では、ヒューズBOXラインを利用するみたいですが、ダメだろ~
●注意
・夜など発電しない時の逆流防止回路は、必ず付けます。
・太陽光電池は、25℃近辺が効率よく発電します。
真夏のダッシュボードは超高温になり効率が悪化しますので、注意が必要です。
近所に「レジャーボート」を保有している友人がいて、毎回バッテリーを外して充電しないと乗れないらしく面倒だと言ってたので、
これを紹介したところ同じ物が欲しいとの事で、供給してあげたら非常に満足してくれました。
以前、市販品(安物)で試したことがあるみたいですが、全然ダメだったようです….
教訓 値段と容量は比例します大きい物を選ぶべし!