電動アシスト自転車のLi-ion電池の利用

電動アシスト自転車のリチウムイオン電池を利用してロスの少ない照明を作成しました。

中部電力静岡エリアは浜岡原発が停止後、台風上陸のたびに長時間停電してしまいます。
まあ、遠方の発電所からの供給なので、致し方無いことですが。

アウトドア用に密封型鉛蓄電池を所有していますが、容量のわりに重いし使用頻度が低い為、
今話題のリチウムイオン電池はどうかなと思いネット調査してみました。

しかし、費用対効果が感じられない高額商品ばかりじゃないですか・・・・・

まてよ、数年前に購入した電動アシスト自転車があるなと思い出し、定格容量を調べた所

200Wクラスもあるじゃないですか(おまけに日本製)!!!

これをアウトドア(非常時)用LED照明の電源にします。

●リチウムイオン電池 出力簡易取り出し口


自転車はブリジストンでリチウムイオン電池はヤマ発製です。(製造元はパナソニックかな?)
極性を調べた所5Pメスコネクタの両端に出力されています。

放電時必要端子は2ピンのみで、あとは関係してない(充電用)みたいです。

2Pオスコネクタ端子を接続すれば簡単に電力を取り出せます。


保守用の専用コネクタが販売されていました。

わざわざ購入する必要ないので、ここは自作してしまいましょう。

端子にはACコンセントがバッチリ使えます。


これホームセンターに普通においてあります。

安価なホワイトウッド角材(30x40)を70mmでカット。
10mmくらいの溝を掘ってそこに端子を埋め込木ネジで固定。

過電流保護にヒューズをかまします。


専用差込コンセント 絶縁はエンビ板(1mm)


電池にドッキング(接続口2個)

●照明器具は以前紹介したLEDバーライト(定電流タイプ)を使用します。

専用ケースはアルミフレーム乳白色カバーにしました。


アルミフレーム角型 21x20x480 mm

基板5枚直列接続で、電球色LED30個を点灯させます。

充電終了直後の電圧は30V近くになりますが、ICが35V(max)電解コンデンサ50V
なので、問題なし。


LEDバーライト(定電流タイプ)


5050LED30個 約0.3A

点灯させるとこんな感じです。


暖色系の電球色です。

パルス定電流方式なので、ほとんど抵抗等の発熱ロスがありません、非常照明には適しています。

8.4 ÷ 0.3 =28(単純計算) 電池の劣化等あっても連続15時間程度は期待できそうです。

◎24V入力可能なシガーUSBを使用すれば携帯充電もできます。

なんで日本てこんなん?

ヤマハ系とパナソニック系で、ほとんど電池形状コネクタは同一なのに、出力位置が違ってるんですよ

統一規格にしてほしいよね!!!

2019年10月27日 | カテゴリー : 工作 | 投稿者 : 管理人