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自前の卓上シルク印刷機でレジスト基板の作成その2
スクリーンづくりに必要な原稿(露光装置用フィルム)
パターンフィルム レジストフィルム
●KiCadにて作成プリンターにて出力しました。
★基板作成工程は、サンハヤトの取扱説明書に詳しくは書いてあります。
●シルク印刷用の版
完成したQPスクリーン:SR-260をフレームに貼ります。白っぽいところにインクが付きます。
欠点は高価格なんで、失敗すると泣けます! スクリーンはTシャツ用とか探したほうが安上がりになります。
●卓上印刷機に位置決めベース固定用の「Lアングル」追加しました。
●印刷準備完了
ベースに基板固定して、印刷位置が決まったら小型クランプにて一次固定します。
次にフレームを倒して大型クランプにて完全固定します。
UVインクをスクリーンフレームにのせて、スキージングします。
印刷が終わったら、紫外線露光装置などで乾燥させます。
紫外線の強さにより時間が大きく変わります!!
●写真1 片道(1回)印刷
やっぱり、かすれもあるしかなり薄い感じです。
●写真2 往復(2回)印刷
かなり濃くなった?これなら、いけそうです。
参考
SR-222 UVインク
定価 \1,600
SR-260 QPスクリーン 300×220 #225 テトロン 5枚入り
定価 \4,700
スクリーンはUVインクですので、洗ってまた使うことができません!!
紫外線が当たらなければ数日もちます。
まあただ、失敗の連続でここまで来るのに6枚以上スクリーンを廃棄しました。
コスパは無視しましょうー
自前の卓上シルク印刷機でレジスト基板の作成その1
自作のプリント基板お手軽なのですが、その中でもかなり敷居の高いのがレジスト印刷です。
しかし、チップ部品の場合レジスト印刷してないと半田付けがとても厄介。ピッチがなにせ狭いブリッジしやすい↓
ネット調査していたら、サンハヤトから簡易レジスト印刷のセットが販売されてるじゃありませんか。
QPスクリーン印刷セット
SR-250 フレーム:スキージ:スクリーン:両面テープ:スポンジが入っています。
UVインク (別売り)
SR-222 強力な紫外線を当てると硬化します。
フレーム 外形寸法:200x260mm
印刷可能基板サイズ:150x200mm
簡易作成工程
●スクリーン作成
予め作成したフィルムを紫外線感光タイプのQPスクリーンに重ね露光して版を作成します。
●フレームへの取付
4辺に両面テープを貼り作成した版を固定します。
●印刷
フレームとプリント基板をテープにて固定してインクをスキージにて印刷します。
まずこれだけのセットでシルク印刷してみた所、位置だし印刷ずれなかなかの厄介者だと判明。
もう少し調査すると、メーカーから専用印刷機が販売されてました。
しかし使用頻度のわりには、う~なかなか手が出せないお値段残念!
ここは、自作で作ってしまいましょう(^^;
高価な専用機と同等の機能をめざします。一番大切なポイントはフレームを一時固定して、ブレ無く上下可動できることです。
★ホームセンターで入手可能な部材で、こんな仕様にしてみました。
・ベースは加工が楽なコンパネと角材で作成
・可動部はコの字アルミチャンネルとトルクヒンジを利用
注)トルクヒンジ 任意の角度で固定ができる蝶番
・フレームの一時ロックにはノブ付きボルト
コの字アルミチャンネルを抱き合わせにしてトルクヒンジ4点にて連結します。
最初トルクヒンジ2点にした所、フレームの重さで自然落下してしまいました。
フレーム固定用ノブ付ボルトは3点とします。
フレームがこんな感じで静止できてます。
基板位置決めベースは白の2mm樹脂板で作成。(両面テープで仮止め)
これで卓上シルク印刷機の完成です
これ全部で3,000円程度(専用機の約1/20)\(^^)/
シルク印刷の実践は、その2で
お化け提灯にデジろう「電子ろうそく」を入れて超リアルゆらぎ演出
「電子ろうそく」を利用してお化け提灯の製作してみます~
今回使用の絵の具はこれアクリルガッシュ
ホームセンターで買える水性絵の具で、乾燥すると耐水性になります。
専用品に提灯用墨汁がありますが、簡単に入手できません。
こんな感じで黒も入れます。う~ん目玉は横長にしたほうがいいな!!
下ベロに色むらがあるけど、おばけちょうちん~なんでこっちのほうがいい感じ。
動画はこちらで見られます⇒
ミラー型ドライブレコーダから小型吸盤タイプに交換
数年前のミラー型ドライブレコーダから小型吸盤タイプに交換します。
ルームミラーに取り付けた、ドライブレコーダが大変な事になりました。
正常な時は、こんな感じです。
しかし温度が上がり時間がたつと
ドラレコが垂れ下がるではありませんか!!
ルームミラーを点検したところ軸受け部がゆるゆる壊れてます。
ミラーを取り外して確認しました。
原因はこれ、可動部のOリングが破断してました。
ミラーはディーラーに発注するとして、ドラレコはこのさい新品にする事にします。
さすがトヨタ!注文して翌日届きました。(こことは20年近く付き合ってますが)
無事ミラーは交換完了。
今どんな機種があるか、近所のオートバックスに調査行ったところビックリです。
ほとんど在庫切れ状態、あおり運転事故の影響ですね。
楽天で物色中,オートワールドにて発見 歳末セールで¥2,880(税込)これに決定。
付属品 吸盤スタンド:USBケーブル:シガー電源ケーブル(5V出力)
同じような品物がAmazonで、APEMAN [C470]より販売されてます。
こちらのセットにはスタンド2種類、吸盤と直付(両面テープ)タイプが同封されています。
●吸盤タイプのスタンド
ここで問題になるのが、黒いぶつぶつ(セラミックメッシュ)
取り付け位置は可能な限り中央に設置したいけれど、吸盤じゃ取れてしまいます。
凸凹面用の吸盤シール100円ショップで売っているのですが、ペラペラで期待できません。
そこで、手持ちの3mmアクリル板(黒)を利用する事にします。
吸盤より少し余裕をもって四角に切断し面取りします。
吸着面を綺麗にして固定します。ベースがしっかりしているおかげで、強固に張り付いている感じです。
●良かった点
1)電源コネクタは、両方mini-USBですので、そのまま流用できました。
2)超小型なので、ミラー裏におさまりました。
3)別の車にも楽に移動可能
●不満点
1)取説は非常に不親切で、細かいところは自力で確認。
2)スペックの広角や赤外線表記が楽天サイトと異なる。
3)メーカー不明(中国製)
まあ、実用には十分なスペックです。
後は安物なので、耐久性はどうでしょうか?
レガシーTOOLワイヤラッピング
レガシーTOOLワイヤラッピングにて一品物作成
もう数十年前ですが、一品物の測定器などは、普通にワイヤラッピングにて作成していました。
回路が固まっていないときは、完成まで基板が切った貼ったの繰り返しでめんどくさい上ぐちゃぐちゃ、それが簡単ですっきりとできました。
こんな芸当は、今主流のチップ部品じゃできません◎弊社でも数年に一回ぐらいまだ現役で働いてくれてます。
①は電動でワイヤを巻きつける工具
②は巻きつけたワイヤをほどく工具
③今では入手できないカット&スリーブ 被服を剥いて巻きつけカットの3工程を一発でやってくれる優れもの。
しかしメーカーによっては、だめになるのも早い代物でした(いい値段なのに!!)
これ最後に残った1本CRC(潤滑剤)を吹きつけながら大事に使ってます。
ユニバーサル基板にラッピング用ICソケットを並べて大きさを決定。
基板を切断して、ソケット実装後プリンタでICnoを印刷したシールを配線面に貼り付けます。
電源類は直付けで、GNDはメッキ線で外側を一周するように配置。
電線色はGND黒:+5V赤:+12V橙:その他信号に決めて自動機による楽々ラッピングします。
もし手持ちの工具が壊れたら、手巻き?やる気になれない↓↓
●ちょっと関心
さすが日本製で昔購入したICソケット類(オムロン)金メッキがしっかりしてるのか?全然酸化してないです。
部品を載せるディスクリートプラットホーム(KEL)も金メッキ品で現役バリバリ◎
ここまで、回路図から4日程度で終了できます[但し熟練者が作業したらですが]
この技術もすでにレガシー 仕事も激減しているし、部品も無くなってもう絶滅危惧種状態です。
ワイヤラッピングでバンバン仕事が入ってきた頃は、電子立国日本(NHK)とかいうTV企画をやったりして、まさに頂点でおごりたがぶっていた頃でした。
まさか日本電子産業が!700年前に書かれた「平家物語」
諸行無常の響きあり沙羅双樹の花の色盛者必衰 の文面通りになるとは!!!まあ元をただせば、基本技術はすべてアメリカで品物はそれの派生ばかりだったですが・・・・
先日、池上彰さんのTVの中で中国深?市(ハイテク都市)の若いベンチャーエンジニア(女子含めて)が、半田ごて片手にドローン作っているのを見ると思いだすのが、
30~40年ぐらい前はこの国もこんな感じだったよなです。
この国を動かすTOPのお偉いさん方に言いたい、せっかく規制のない特区を造るなら、未来の日本国民の財産になりそうにない●×病院じゃなくて、
メカトロニクス(機械とエレクトロニクス)の究極のような物、日本産(中山教授)のips細胞を3Dプリンタで貼り付けて自分の臓器を複製できちゃう製造機とか、
よその国が、数十年じゃまねできない分野の人材が育つような学校に予算を回してほしいもんです。